渡邉忠恕記念奨学金

1994年3月31日、当協会の第二代理事長であった渡邉忠恕さんが亡くなられ、ご遺族から150万円のご寄付がありました。
渡邉忠恕さんは生前、フィンランドで日本のことを勉強している方に奨学金を出したいといつも話しておられましたので、その遺志を実現すべく、当協会の創立20周年記念行事として1996年10月に渡邉忠恕記念奨学金制度を発足させました。
フィンランドにあるフィンランド日本協会が、大勢の候補者について面接などをして第一次選考され、同会より4~5人の候補者を推薦していただいております。
当協会はその推薦者の中から1名乃至2名を選考決定し、フィンランド日本協会を通して本人に通知していただいております。
制度創設以来継続して、これまでに37人の方々に奨学金を差し上げてきました。
僅か150万円が原資でどうしてと思われるでしょうが、制度発足以来善意の個人、企業などからのご寄付が続いているお蔭です。お一人に差し上げる額は僅か30万円ですが、来日する費用や日本での調査研究のために活用していただいております。
第1回目の授与式は当協会の創立20周年記念会の席上で行い、第2回以降第10回まではフィンランドの日本大使館公邸で、第11回以降は受賞者の来日に合わせて東京で行いました。
昨年の第20回からは当協会の例会で授与式を行い、授与式のあと受賞者がご自分の研究について発表してくださっております。
これまでの受賞者の方々については下記リストをご覧ください。

受賞者一覧.pdf